田家(たい)は、新潟県新潟市秋葉区の町字。現行行政地名は田家一丁目から田家三丁目と大字田家。住居表示は一丁目から三丁目が実施済み区域、大字が未実施区域。郵便番号は956-0836。
概要
1889年(明治22年)から現在の大字。及び1968年(昭和43年)から現在の町名。阿賀野川と信濃川に挟まれた新津丘陵北部に位置する。 もとは江戸時代から1889年(明治22年)まであった田家村の区域の一部で、地名の由来は開拓民が作った出小屋にちなむ。
隣接する町字
北から東回り順に、以下の町字と隣接する。
- 中沢町
- 秋葉
- 草水町
- 小口
- 東島
- 程島
- 新津緑町
- 吉岡町
歴史
丘陵の東麓に平安時代の窯跡があり、南東端の能代川に「天文2年の創設」という一之堰がある他、1718年(享保3年)の記録に村名が残る。
慶長年間から南東の山間に石油が涌出して採油され、享保年間頃から北西の丘陵地で茶の栽培が行われた。
明治20年代から丘陵山間地で石油採掘が盛んとなり、能代川沿岸に製油所が林立して新津油田の中心となったが、昭和初期に衰えた。また、石油業の盛行とともに茶業は衰退した。
分立した町字
1889年(明治22年)以後に、以下の町字が分立。
- 中沢町(なかざわちょう)
- 1968年(昭和43年)に分立した町字。
- 秋葉(あきは)
- 1968年(昭和43年)に分立した町字。
- 滝谷町(たきやちょう)
- 1957年(昭和32年)に分立した町字。
- 草水町(くそうずちょう)
- 1957年(昭和32年)に分立した町字。
- 吉岡町(よしおかちょう)
- 1970年(昭和45年)に分立した町字。
- 新津緑町(にいつみどりまち)
- 1975年(昭和50年)に分立した町字。
年表
- 1889年(明治22年)4月1日 : 合併により新津町の大字となる。
- 1951年(昭和26年)1月1日 : 新津町が市制を施行し、新津市の大字となる。
- 2005年(平成17年)3月21日 : 合併により新潟市の大字となる。
- 2007年(平成19年)4月1日 : 新潟市の政令指定都市移行により、秋葉区の大字となる。
世帯数と人口
2018年(平成30年)1月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。
主な企業・施設
- 新津田家郵便局
- 新津カントリークラブ
交通
- 新潟県道320号新津小須戸線
脚注
注釈
出典
参考文献
- 角川日本地名大辞典 編纂委員会『角川日本地名大辞典 15 新潟県』(株)角川書店、1989年10月8日。ISBN 4-04-001150-3。
関連項目
- 田家 (曖昧さ回避)



