ラバウル (USS Rabaul, CVE/CVHE/AKV-121) は、アメリカ海軍の護衛空母。コメンスメント・ベイ級航空母艦の17番艦。艦名は太平洋戦争の激戦地であるラバウルに因んで命名された。

艦歴

ラバウルは1945年1月2日にワシントン州タコマのトッド造船所で起工した。1945年6月14日にアリス・シェード(ヘンリー・A・シェード造船官の妻)によって進水し、オレゴン州ポートランドのコマーシャル・アイアン・ワークスで竣工、1946年8月30日に海軍に引き渡された。

ラバウルは就役することなく太平洋予備役艦隊、ワシントン州タコマの第19艦隊に配属された。同地でモスボール処理され、冷戦初期にソ連との武力衝突に備えて保管された。1955年6月に CVHE-121(護衛ヘリ空母)に艦種変更され、1958年6月にサンディエゴに回航され太平洋予備役艦隊入りする。翌年には AKV-21(貨物航空機運搬艦)に再変更された。

ラバウルは1971年9月1日までサンディエゴの予備役艦隊で保管され、除籍後は1972年8月25日にカリフォルニア州ビバリーヒルズのニコライ・ジョフィ社にスクラップとして売却された。

登場作品

解体される直前に、姉妹艦とともに映画『ダーティハリー2』(1973年、アメリカ合衆国)の撮影に用いられた。

関連項目

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  • アメリカ海軍護衛空母一覧

外部リンク

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1982.2 ラバウル海軍航空隊(航空戦史シリーズ) Aviation art, Nose art, Aircraft art